新徳寺
歴史・見どころ
八木邸の斜め向かいに新徳禅寺と表札を出している寺があります。
ここが文久3(1863)年2月、江戸から上洛した
浪士隊が本陣とした新徳寺です。
浪士隊の長・清河八郎は夜、総勢234名全員を新徳寺に集め、
尊皇攘夷の大演説を行った。
将軍警護の目的で上洛したのに、
早々に江戸に戻ることになった清河らに反して、
芹沢鴨・近藤勇ら13人は京都に残る事を決めました。
新徳寺の本堂は当時とほとんど変わっていないそうです。
こぢんまりしている本堂には234人を全員収容しきれたとは思えません。
この会議には代表者だけだったのかもしれません。
もし、全員参加だったら庭や道にまで
浪士達で溢れかえっていたことでしょう。
内部は残念ながら非公開。外観を眺めるだけで当時の様子を
想像してみましょう。