下京区西屋敷揚屋町32/開館時間:10:00〜16:00/
入場料:1000円(青貝の間は+800円で要予約)
歴史・見どころ
当時、島原で遊ぶのには大金がかかりました。
新撰組隊士は滅多に遊びに行けなかった事でしょう。
昔はこの辺りは一面の壬生菜畑で、
壬生の屯所からも島原の灯りが見えましたが、
お金のない平隊士達は、島原の灯りを羨ましそうに眺めていた事でしょう。
壬生にも安い遊郭があって、
平隊士は壬生の方に遊びに行く事が多かったみたいです。
島原に馴染みの女がいた隊士達はたとえ幹部であっても
資金繰りが大変だったのではないでしょうか。
角屋の前には『久坂玄瑞密議の角屋』という石碑が建っています。
長州や薩摩方には豪商がついていたので金払いが良かったみたいです。
遊びだけでなく、各藩の会議の場としても使われた揚屋・角屋。
時には長州の志士達と新撰組の来場が重なる事もあり、
女達は鉢合わさせないように気を使ったとか。
芹沢鴨は角屋での大宴会の後、酔って帰ったところを暗殺されています。
伊東甲子太郎、斉藤一、永倉新八が3日間居続けて近藤・土方らの
怒りを買ったのもこの角屋です。
それだけ魅力的な場所だったのでしょう。
角 屋