歴史・見どころ
京都御苑東側の寺町通りに面して建つこの神社は、
明治維新の功労者として知られる、
三条実万(さねつむ)・実美(さねとみ)父子を祀る神社です。
実万が安政の大獄で剃髪して引退したのち、
三条家の旧邸に明治18年に創建されたものです。
内に湧き出る「染井の水」は醒ヶ井、
県井とともに京都三名水の一つとして知られており、
その中でも唯一現存しているもので、
今でもポリ容器を持参して水を汲みにくる人の姿がみかけられます。
また、この神社のおすすめ時期は、初秋を感じる9月中旬頃で、
細長くのびた参道が紅白に咲き誇る萩の花でおおわれます。
毎年9月の第3日曜日には、「萩まつり」が開催され、たくさんの人で賑わいます。