歴史・見どころ
冷泉家の祖先は、藤原定家の孫で冷泉為相(ためすけ)(1263〜1328)と
言います。
その家系により、『和歌の家』として800年の長い歴史を歩んできたそうです。
この冷泉家には、その和歌の伝統を伝える多くの資料が現存されております。
明治時代に、ほとんどの公家が天皇に同行して東京に移り住みましたが、
この冷泉家だけは留守番役として京都に残り、
天明8年(1788年)に起きた天明の大火で焼かれてすぐ再建されてから、
1995年の解体修復工事、2001年工事終了を経て、
近世公家住宅として、唯一現存するものとなっています。
もちろん、建物全体が重要文化財に指定されています。