京都の史跡・都の色彩
寺社名所史跡 画像
金閣寺(16)
龍安寺(23)
仁和寺(8)
源光庵(12)
光悦寺(6)
常照寺(5)
今宮神社(7)
上七軒歌舞錬場(1)
北野天満宮(9)
千本釈迦堂(4)
千本えんま堂(3)
釘抜地蔵(3)
大徳寺(8)
龍源院(5)
瑞峯院(2)
大仙院
高桐院(24)
興臨院(3)
芳春院(6)
三玄院(2)
龍安寺
時間:午前8時半〜午後4時半/拝観料:400円
歴 史
臨済宗妙心寺派の古刹で、宝徳2年(1450)に、
応仁の乱の東軍の大将である細川勝元が
徳大寺家の別荘を譲り受けて寺地とし、
妙心寺の義天玄承を開山として創建されたものです。
応仁の乱に焼失して、長享2年(1488)に
勝元の子・政元が再興しましたが、
寛政9年(1797)の火災で方丈・仏殿・開山堂などを失いました。
現在の方丈は、そのとき西源院の方丈を移築したものです。
見どころ
禅の心を表す石庭として大変有名な寺です。
石庭は、白砂を敷つめた長方形の平庭を柿葺き油土塀が
三方を囲むように形成し、白砂の上には15個の石があります。
この石は東から西へ7・5・3個という石組みで配置され、
その石組みのまわりには苔の緑が見事に縁どられています。
簡潔な感じの枯山水は、人によっては、
海の景色を写しだそうとしたとも、
虎の親子が大河を渡っている様子を表現しているとも
解釈されています。
俗名を“虎の子渡しの庭”とも言われています。
時間、空間を越えて、静かに心眼をひらき
自問、自答するにふさわしいお庭です。
見頃は桜が咲く春と紅葉の秋です。