京都の史跡・都の色彩
寺社名所史跡 画像
方広寺
時間:本殿のみ午前9時〜午後4時/拝観料:200円
歴史・見どころ
豊国神社の北隣に建つのが方広寺で、
秀吉が奈良東大寺の大仏殿を模して建てたものです。
大仏は奈良の大仏より大きいものであったといわれていますが、
地震で破壊され、その後再建されたものも災厄によって失われ、
いまでは大仏も大仏殿もなく、
残っているのは豊臣家を滅亡させる口実となった
問題の大鐘が残っているのみです。
この大鐘、家康が秀頼と淀君に勧めて再興させた大仏とともに
鋳造したものですが、
そこに刻まれた『国家安康君臣豊楽』の銘が
『家康の名を2分して国安らかに豊臣を君として
子孫繁栄を楽しむ』意味だと家康を怒らせ
大阪冬の陣が起きるきっかけとなったものです。